悠々ファーム は、現在準備中です。

両親や親族が農家をしているわけでもなく普通にサラリーマン人生を過ごしてきた私が、

「牛飼いになりたい」

と思わせてくれたのがこのタスマニア産ナチュラルビーフです。

タスマニアってどこ?

タスマニアはオーストラリア南東部にある島で、

7州ある内の1つ。

その本島は北海道とほぼ同じサイズでほぼ同じ緯度。

温暖な気候で自然も豊かと南半球の北海道という感じです!


タスマニア島の北西部にある岬には測候所があり、

そこで観測されるのは偏西風が来る西側2万キロ先まで

人間が住む陸地が存在しない空気。


そのため「世界で最も空気がきれいな場所」と言われ、

そんな場所でタスマニア産ナチュラルビーフは育ちます。

ナチュラルビーフって何?

牛の肥育方法は大きく

穀物肥育/グレインフェッドと

牧草肥育/グラスフェッドの2種類。


どちらも植物ですが、

牛は”人間が栄養にすることができない草だけで

大きくなる動物”
です。


私がタスマニアで見たのは

”自然が育てた牧草を牛が自由に食べて

その糞尿が次の牧草の栄養となる”

という風景。


そして、人工的に成長を促進させる成長ホルモン剤は

タスマニア州の法律で禁止。


牧草肥育+成長ホルモン剤不使用=ナチュラルビーフです。

和牛など日本での肥育方法は?

日本ではほぼ全てが穀物肥育です。


和牛含めた国産牛はほぼ牛舎の中で過ごし、

高カロリーの穀物をベースに肥育され、

脂の美味しい柔らかい牛肉となります。


穀物だけでなく乾燥させた牧草なども与えますが、

その配合の中身や与え方などは農家ごとにこだわりがあり、

一頭一頭の調子を見ながらエサを調整するなど

まさに職人技です!



和牛は単なる品種というだけでなく

育て方まで含めて日本の文化
だと思っています。

自然を借りて牛を飼育させてもらっている。だから自然を守るのは当たり前のことだ

タスマニアで初めて牛たちを見たときに

「草を食べてる牛もいれば、座っている牛もいる。

牛本来の食べ物である牧草が豊富にある証拠だ」


と教えてもらったのを思い出します。


農家のお仕事は、

栄養が豊富な牧草がある放牧地に牛を移動させること。

草だけで体重が1日に2kgも増える時があるそうです。

もちろん、牛たちを移動させる以外にも

一年を通して牧草が食べれられるように

季節ごとに適した牧草を草地の状態に合わせて追加したり、

干ばつや寒波などで牧草が育たない場合に備えて

乾草やサイレージの準備、

寄生虫対策や体重測定などの個体管理、

土壌に不足する栄養の施肥、など様々な作業はあります。


また育てたお肉を安心して食べて頂けるように、

抗生物質不使用やアニマルウェルフェアの認証など

第3者の監査
も受けて居ます。

そんなタスマニアの農家の一人である

ジョン・ブルースさんは自分の農場の一部を

自然のまま保護
しており、そこに毎年野生のペンギンが

子作りのために帰ってきます。


ブルースさんに、なんでそういうことしているの?と

質問した時に帰ってきた言葉が見出しの言葉です。

でも、「牛肉は霜降りだ!」という方はごめんなさい

放牧しながら牧草だけで育ったビーフは

赤身が多く脂肪は少ないヘルシーなお肉


そして、タンパク質や鉄、亜鉛、カロテノイドが豊富で

必須脂肪酸の「オメガ3」も多く含みます。


そんなお肉はウェルダンではどうしても固くなるので、

ぜひ食べてほしいのはレア、または

中がピンク色のミディアムレア。

でも、グラスフェッドビーフって

グレインフェッドと比べると

味にバラつきがあるよねって声もあります。


季節によって牧草の種類が変わるし、

天候による品質の変化もあるので。


しかし、特に肉質に悪い影響を与える

牛たちのストレスはほぼゼロ



また、①柔らかさ、②味わい(旨み)、③ジューシーさの

3つの基準で、消費者が常に一定した品質のビーフを

購入できるように17項目の検査を全頭行っています。